グッド・ライフのために:狂牛病(BSE)まで視野に入れた滅菌が必要。

 
 今から15年ほど昔のこと(2002年)となりますが、狂牛病騒動が起こりました。この騒動は、医療の世界にも大きな影響を及ぼしました。狂牛病の原因となる異常プリオンが、今までの滅菌方法では感染力の無力化が不可能と言うことで、大騒ぎになったのです。

 当時の滅菌の主流は、高圧蒸気滅菌(オートクレーブ)で、一般的設定条件は、121℃20分でした。この条件では、人の体内にも存在する可能性のある異常プリオンを非感染性に出来ないと考えられていました。このままでは、安全な医療行為が出来ないので、異常プリオン不活化の方法が模索され、当時のWHOのガイドラインでは、134℃18分が必要とアナウンスされました。

 現在、多くの医療用のオートクレーブの設定温度が135℃になったのは、狂牛病騒動が端を発しています。私は、この段階で、プリオンの研究所で設定していると言われた135℃・60分の滅菌導入を決めました。この温度設定は、器具の劣化と器具をより多く準備しなければいけないという問題点がありましたが。

 現在、厚生労働省医薬品食品局の通達(食安発0603第9号  平成25年6月3日)によると

 異常プリオンに感染した牛・めん羊・山羊の処理は、

       1.800℃以上の完全な焼却(と体、ゴム手袋、防護衣服など)
       2.132〜134℃、1時間以上の高圧蒸気滅菌(器具等)
       3.水酸化ナトリウム1モル濃度以上、20℃、1時間の処理(施設、汚物等)
       4.次亜塩素酸ナトリウム有効塩素濃度が最低2%溶液で1時間による処理(施設、汚物等)

 となっています。15年前に導入した135℃60分のオートクレーブ滅菌が、現在でも通用する滅菌方法だと解り、今まで安全を提供続けられたことが本当によかったと思っています。当時、歯界展望に掲載された論文を掲載しておきます。参考にして下さい。

  このページは、「次世代の顎関節症治療を考える会」というホームページに属しています。
この会は、上下の歯を当てている癖(TCH)が、顎関節症の原因になるばかりではなく、歯の寿命を短かくする事実を、より多くの人に知っていただき、「100歳まで自分の歯を残す」ことを現実にしする啓蒙活動を行っています。参考になりますから、ぜひともご覧下さい。「次世代の顎関節症治療を考える会」へ 

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この会は、木野孔司准教授をリーダーとした東京医科歯科大学の顎関節治療部で研究・研修した歯科医師有志と齋藤博(サイトウ歯科)によって、TCHを社会に広める目的で、2010年に設立されました。過去6年の社会活動で、TCHが社会的に認知されるようになりました。木野先生が東京医科歯科大学を定年退職されたため、事務局の齋藤博(サイトウ歯科)が、この会を引き継ぎ、TCHを社会に広める活動を展開してゆきます。